音響ディレイ時間計算
距離から音が届くまでの時間(ディレイ時間)を、ms で計算します。ディレイ時間から距離を求めることもできます。
ディレイ時間の計算方法
音が距離を進むのにかかる時間が、ディレイ時間です。
- ディレイ時間(秒)= 距離(m)÷ 音速(m/s)
- 距離(m)= 音速(m/s)× ディレイ時間(秒)
このツールでは、ディレイ時間を ms(ミリ秒。1,000 分の 1 秒)で表します。
音速の前提
音速は、気温から求める次の近似式で計算します。
- 音速(m/s)≒ 331.5 + 0.6 × 気温(℃)
20 ℃ なら 343.5 m/s、0 ℃ なら 331.5 m/s です。これは気温だけから求める近似式で、湿度・気圧・風などは考慮していません。 空気中の値で、実際の音速は、これらの条件によって少し変わります。厳密な式との差は、−20〜40 ℃ の範囲で約 0.2% 以内です。気温は、−50〜60 ℃ の範囲で入力できます。
計算例
- 10 m、20 ℃ = 10 ÷ 343.5 = 約 0.02911 秒 = 約 29.11 ms(1 m あたり約 2.91 ms)
- 15 m、20 ℃ = 約 43.67 ms
- 10 ms、20 ℃(ディレイ時間から距離) = 343.5 × 0.010 = 3.435 m
- 1 ms は、20 ℃ で約 0.3435 m(34.35 cm)
- 10 m、0 ℃ = 約 30.17 ms、10 m、40 ℃ = 約 28.13 ms(気温が高いと、音は速く届きます)
距離の単位
距離は、m・cm・mm・ft(フィート)で入力できます。1 m = 100 cm = 1,000 mm で、1 ft = 0.3048 m(定義された値)です。
注意点
- 距離は、0 以上の数で、小数も入力できます(整数部12桁まで、小数部6桁まで)。ディレイ時間も同じです。
- 実際の現場では、機器の処理時間(デジタル機器の遅延)なども加わります。このツールは、空気中を音が進む時間だけを計算します。
- 距離を測りにくいときや、音の聞こえ方を整えるときは、実際に音を出して、測定や聴感で確認してください。
- 音の波長や周波数との関係は、音の波長・周波数計算で求められます。距離による音の大きさの変化は、音圧の距離減衰計算で求められます。
よくある質問
1 ms は何 m ですか?
20 ℃ で約 0.3435 m(約 34 cm)です。1 m あたりでは、約 2.91 ms です。
ディレイ時間は、気温で変わりますか?
変わります。気温が高いほど音は速く進むので、ディレイ時間は短くなります。20 ℃ で 10 m は約 29.11 ms、0 ℃ では約 30.17 ms です。
ft で入力した距離は、どう計算されますか?
1 ft = 0.3048 m として、m に直してから計算します。10 ft は 3.048 m で、20 ℃ では約 8.87 ms です。
音速の近似式は、どのくらい正確ですか?
気温が −20〜40 ℃ の範囲では、厳密な式との差が約 0.2% 以内です。ただし、湿度・気圧・風などは考慮していないので、実際の音速とは、少し違うことがあります。