端数処理計算(四捨五入・切り捨て・切り上げ)
数値を、小数第6位から千の位までの好きな位で丸めます。5つの方法の結果を、並べて比べられます。
5 つの丸め方
方法によって、丸める位の 1 つ下の桁(たとえば、一の位で丸めるなら小数第 1 位)を、どう見るかが違います。
| 方法 | 1 つ下の桁が 0〜4 | 1 つ下の桁が 5 | 1 つ下の桁が 6〜9 |
|---|---|---|---|
| 四捨五入 | 切り捨て | 切り上げ | 切り上げ |
| 切り捨て | 切り捨て | 切り捨て | 切り捨て(丸める位より下を、すべて捨てる) |
| 切り上げ | 切り上げ(下に 0 でない数があれば) | 切り上げ | 切り上げ |
| 五捨六入 | 切り捨て | 切り捨て(その下の桁は見ない) | 切り上げ |
| 偶数丸め(銀行丸め) | 切り捨て | ちょうど半分のときだけ、結果が偶数になる方へ(半分を超えれば切り上げ) | 切り上げ |
- 四捨五入:1 つ下の桁が 4 以下なら切り捨て、5 以上なら切り上げ、という一般的な方法です。
- 五捨六入:1 つ下の桁が 5 以下なら切り捨て、6 以上なら切り上げます。1 つ下の桁だけを見て、その下の桁は見ません。 そのため、半分を少し超える値も切り捨てになります(一の位で丸めるとき:2.49 → 2、2.50 → 2、2.51 → 2、2.59 → 2、2.60 → 3)。
- 偶数丸め(銀行丸め):ちょうど半分(1 つ下の桁が 5 で、その下がすべて 0)のとき、丸めた結果の最後の桁が偶数になる方へ丸めます(一の位:0.5 → 0、1.5 → 2、2.5 → 2、3.5 → 4)。ちょうど半分でないときは、近い方へ丸めます。丸めの偏りが出にくい方法です。
マイナスの数の丸め方
すべての方法で、絶対値(符号を除いた数)を丸めてから、符号を戻します。 そのため、正の数と負の数で、結果が対称になります。
- −1.5 の四捨五入は −2、切り捨ては −1、切り上げは −2
- −2.5 の五捨六入は −2、偶数丸めは −2
これは、数直線で小さい方へ丸める「床関数(floor)」や、大きい方へ丸める「天井関数(ceil)」とは違います(床関数では、−1.5 は −2、−1.2 も −2)。丸めた結果が 0 のとき(例:−0.4 を一の位で四捨五入)は、「-0」ではなく 0 と表示します。
計算例
- 2.51 を一の位で丸める:四捨五入 3、切り捨て 2、切り上げ 3、五捨六入 2、偶数丸め 3
- 2.5 を一の位で丸める:四捨五入 3、切り捨て 2、切り上げ 3、五捨六入 2、偶数丸め 2
- -2.5 を一の位で丸める:四捨五入 -3、切り捨て -2、切り上げ -3、五捨六入 -2、偶数丸め -2
- 1,234.5678 を小数第 2 位で丸める:四捨五入 1,234.57、切り捨て 1,234.56、切り上げ 1,234.57、五捨六入 1,234.57、偶数丸め 1,234.57
- 1.005 を小数第 2 位で丸める:四捨五入 1.01、切り捨て 1.00、切り上げ 1.01、五捨六入 1.00、偶数丸め 1.00(ちょうど半分のとき)
- 999.5 を一の位で四捨五入:1,000(繰り上がりで桁が増えます)
計算は、小数の誤差が出ない方法(分数)で行います。たとえば 1.005 は、コンピューターの一般的な小数(浮動小数点)では 1.00499… と扱われて、四捨五入の結果がずれることがありますが、このツールは正確に 1.005 として計算します。
注意点
- 数値は、整数部 12 桁まで、小数部 6 桁まで入力できます。全角数字やカンマが入っていても自動で読み取ります。
- 丸める位は、小数第 6 位から千の位までです。有効数字(上から何桁か)で丸める計算は、別の計算で、このツールでは行いません。
- 消費税の端数処理(切り捨て・四捨五入・切り上げのどれでもよい)は、消費税計算で選べます。
よくある質問
四捨五入と五捨六入は、何が違いますか?
違いは、丸める位の 1 つ下の桁が 5 のときだけです。四捨五入は切り上げ、五捨六入は切り捨てになります(1 つ下の桁が 4 以下なら、どちらも切り捨て、6 以上なら、どちらも切り上げです)。五捨六入は、1 つ下の桁だけを見るので、その下の桁に関係なく切り捨てになります。たとえば、一の位で 2.5・2.51・2.59 を丸めると、四捨五入はすべて 3、五捨六入はすべて 2 です。
偶数丸め(銀行丸め)は、どんなときに使いますか?
大量の数を丸めて合計するとき、四捨五入だと、ちょうど半分のたびに切り上がって、合計が少しずつ大きくなります。偶数丸めは、切り上げと切り捨てが半々になるため、偏りが出にくい方法です。使う場面は、決まりのある計算(会計・統計・プログラミング言語の仕様など)です。
マイナスの数を切り捨てると、0 に近づきますか?
このツールでは、そうなります(−1.5 の切り捨ては −1)。絶対値を切り捨ててから、符号を戻すためです。数直線で小さい方へ切り下げる(−2 にする)計算とは、違います。