タイヤサイズの外径・速度計誤差計算
タイヤのサイズ表記から外径を求め、交換前後の外径の差による、理論上の速度計の表示と実際の速度の差を計算します。
タイヤのサイズ表記の読み方
205/55R16 は、次の意味です。
- 205:タイヤの幅(呼び幅。mm)
- 55:偏平率(呼び幅に対する、サイドウォールの高さの%)
- R:ラジアン構造
- 16:タイヤが合うリムの直径(インチ)
R のかわりに ZR や - を使う表記も読めます。インチ表記のサイズ(31×10.5R15 など)・LT(ライトトラック用)・バイク用・荷重指数や速度記号つきの表記は、このツールでは非対応です。 サイズの部分だけを入力してください。
外径の式
外径(mm)= 2 × 呼び幅 × 偏平率 ÷ 100 + リム径(インチ)× 25.4
たとえば、195/55R16 は、2 × 195 × 55 ÷ 100 + 16 × 25.4 = 620.9 mm です(解説資料 Wikipedia「Tire code」の例は約 621 mm)。これは理論上の外径で、実際の外径は、メーカーの資料でしか分からないと、同じ資料に書かれています。
理論上の速度差
速度計が、交換前のタイヤの外径で校正されているとします。タイヤの外径が変わると、同じ回転数でも進む距離が変わります。
実際の速度 = 表示速度 × 交換後の外径 ÷ 交換前の外径
- 交換後の外径が大きいと、実際の速度は、速度計の表示より速くなります。
- 交換後の外径が小さいと、実際の速度は、表示より遅くなります。
- 走行距離計(オドメーター)も同じ比率で、実際の走行距離がずれます。
資料(Wikipedia「Speedometer」)の例:標準の外径 614.6 mm、新しいタイヤの外径 576 mm のとき、速度計は実際の速度より約 6.7%高く表示されます(実際の 100 km/h のとき、表示は 106.7 km/h)。この例と同じ向きの計算です。
理論上の速度差と、実車の速度計の誤差は別です
| 内容 | |
|---|---|
| 理論上の速度差(このツール) | タイヤの外径の変化だけから計算する、速度計の表示と実際の速度の差 |
| 実車の速度計の誤差(計算しません) | 速度計そのものの許容差、車種ごとの特性、タイヤの摩耗・空気圧・温度・荷重、タイヤの実寸(メーカー・リム幅で違う)などを含む、実際の車での誤差 |
解説資料には、速度計の誤差の原因として、タイヤの摩耗・温度・空気圧・車両の荷重・呼びのタイヤサイズが挙げられています。このツールの結果は、実車の速度計の精度を示すものではありません。 実際の速度は、GPS などで確かめるなど、別の方法で確認してください。
車検・保安基準などの法規に適合するかどうかは、このツールでは判断しません。 許容される数値も、このページには載せていません。
計算例
| 交換前 → 交換後 | 結果 |
|---|---|
| 205/55R16(631.9 mm)→ 225/45R17(634.3 mm) | 外径の差 +2.4 mm(約 +0.38%)。表示 100 km/h のとき、理論上の実際の速度は約 100.38 km/h |
| 195/55R16(620.9 mm)→ 同じサイズ | 外径の差 0。速度差なし |
扱わないもの
実車の速度計の誤差、GPS との比較、ホイールとタイヤの組み合わせの適合(リム幅)、車検・法規の判定、ギア比・エンジン回転数・燃費への影響、タイヤの種類・荷重指数・速度記号の読み取りは扱いません。速度の単位換算は速度単位換算、長さの換算は長さ単位換算、自転車の速度は自転車ギア比・ケイデンス・速度計算で求められます。
よくある質問
タイヤを大きくすると、速度計はどうなりますか?
外径が大きくなると、理論上は、速度計の表示より実際の速度が速くなります(速度計は実際より低く表示します)。ただし、実車の速度計の誤差は、このツールでは計算していません。
計算した外径は、実際のタイヤと同じですか?
理論上の外径です。実際の外径は、メーカーの資料で確かめてください。
車検に通りますか?
このツールは、法規への適合を判断しません。