自転車ギア比・ケイデンス・速度計算
フロント・リアの歯数からギア比を計算し、タイヤ周長とケイデンス(ペダルの回転数)から、理論上の速度を求めます。
計算式
- ギア比 = フロント(チェーンリング)の歯数 ÷ リア(スプロケット)の歯数。ペダルを 1 回転させると、後輪がギア比と同じ回数だけ回ります。
- 1 回転で進む距離(m)= ギア比 × タイヤ周長(m)
- 理論速度(km/h)= 1 回転で進む距離(m)× ケイデンス(rpm)× 60 ÷ 1,000
- 必要なケイデンス(rpm)= 速度(km/h)× 1,000 ÷ (60 × 1 回転で進む距離(m))
1 回転で進む距離は、Sheldon Brown の「development」(ホイールの外径 × π × フロント歯数 ÷ リア歯数)と同じです(周長 = 外径 × π)。計算は、小数の誤差が出ない方法(分数)で行い、丸めるのは表示するときの 1 回だけです。
タイヤ周長の入力
周長は、利用者が入力します。単位は mm か m を選べます(1 m = 1,000 mm)。タイヤの規格表記(ETRTO など)から周長を自動で求める機能は、ありません。次のような方法で、周長を確かめてください。
- 空気を入れて、人が乗った状態で、後輪が 1 回転する距離を、実測する
- タイヤやメーカーの資料にある周長の値を使う
- 外径がわかるときは、周長 = 外径 × 3.14159…(円の計算で求められます)
計算例
- 52/13(ギア比 4.000)・周長 2,096 mm・ケイデンス 90 rpm → 1 回転で 8.384 m、速度 約 45.27 km/h
- 39/25(ギア比 1.560)・周長 2,096 mm・ケイデンス 80 rpm → 1 回転で 約 3.270 m、速度 約 15.69 km/h
- 50/20(ギア比 2.5)・周長 2.1 m・ケイデンス 60 rpm → 1 回転で 5.25 m、速度 18.9 km/h
- 逆算:52/13・周長 2,096 mm で、時速 30 km → 必要なケイデンス 約 59.6 rpm
境界の扱い
- 歯数は、1〜200 の整数です(0・マイナス・小数はエラー)。
- 周長は、0 より大きく、10 m(10,000 mm)以下です。
- ケイデンスは、0〜999 rpm です(0 のときの速度は 0 km/h)。必要なケイデンスが 999 rpm を超えるときは、実際には出せない値と表示します。
注意点
- 速度の単位の換算は速度単位換算、ランニングのペースはランニングペース・完走時間計算で求められます。
- 理論速度は、実速度と違います。ギアの選び方・路面・風・勾配は、考慮していません。
出典
- Sheldon Brown「Gain Ratios」:https://www.sheldonbrown.com/gain.html (確認日:2026 年 10 月 27 日。1 回転で進む距離の式)
よくある質問
ギア比とは、何ですか?
フロントの歯数をリアの歯数で割った値です。大きいほど、ペダル 1 回転で進む距離が長くなります(重いギア)。
ケイデンスの目安は?
人や走り方で違います。このツールは、目安の数値を示していません。
速度が、サイクルコンピューターの表示と違うのはなぜですか?
周長の設定値や、実際のタイヤの周長、滑りなどが違うためです。