必要人員・FTE換算
総工数と、フルタイム 1 人の基準時間から、FTE(フルタイム換算)と必要人数の目安を計算します。
FTE とは
FTE(Full-Time Equivalent。フルタイム換算)は、仕事量を「フルタイムで働く人の何人分か」で表す単位です。FTE 1.0 はフルタイムの 1 人、0.5 は半分の仕事量です。
FTE = 合計の勤務時間 ÷ 基準時間(フルタイム 1 人の、1 期間あたりの時間)
FTE は時間の量で、実際の人数ではありません。たとえば、基準時間が 160 時間のとき、80 時間ずつ働くパート 4 人は、人数は 4 人、FTE は 2.0 です。
基準時間は、制度・会社・業界で違います(解説資料では、週 40 時間を基準にする例と、35 時間を基準にする場合があるという記述があります)。このツールは、基準時間を利用者が入力します。日本の制度での FTE の定義は、確認していません。
2 つの計算
- 工数から FTE を求める:総工数 ÷ 基準時間 = FTE。あわせて、必要人数(参考)= 総工数 ÷ 1 人あたりの勤務時間 を切り上げた整数を表示します(1 人あたりの勤務時間が空欄のときは、基準時間と同じ)。
- 人数と勤務時間から FTE を求める:グループごとに、人数 × 1 人あたりの勤務時間 を合計し、基準時間で割ります。実際の人数の合計と、FTE を並べて表示します。
計算例
基準時間 160 時間(1 月)のとき:
| 計算 | 入力 | 結果 |
|---|---|---|
| 工数から | 総工数 480 時間 | FTE 3.00、必要人数 3 人 |
| 工数から | 総工数 500 時間 | FTE 3.13(3.125 を四捨五入)、必要人数 4 人(500 ÷ 160 = 3.125 を切り上げ) |
| 工数から | 総工数 480 時間・1 人あたり 80 時間 | FTE 3.00、必要人数 6 人 |
| 人数と勤務時間から | 4 人 × 80 時間 | FTE 2.00、人数 4 人 |
必要人数は参考値です
必要人数は、総工数 ÷ 1 人あたりの勤務時間 を、丸める前の正確な値から切り上げた整数です。FTE を小数第 2 位に丸めた値から求めたものではありません。欠勤・引き継ぎ・並行作業の制約・得意不得意などは考慮しません。人数を増やしても、作業の期間が単純に比例して短くなるとは限りません。
ほかの計算との違い
| ツール | 何をするか | このツールとの違い |
|---|---|---|
| 工数・人日・人月換算 | 1 人日 = 8 時間・1 人月 = 20 人日(変更可)の単位で、時間・人日・人月を換算する | このツールは、基準時間を自由に入力し、FTE(人数ではない換算値)と、実際の人数(パート・兼務)の違いを示します。結果は、人日・人月ではなく、FTE と必要人数です |
| 稼働率計算 | 稼働時間 ÷ 稼働可能時間(%)を求める | このツールは、必要な工数から、必要な量(FTE・人数)を求めます。割合ではなく、人員の量です |
計算式は、工数・人日・人月換算の「時間 → 人月」(時間 ÷ 基準の時間)に近いものです。このツールは、FTE という言い方と、人数との違いを整理することが目的です。
注意点
- 休暇・残業・欠勤の見込み、職種ごとのスキルの違い、人件費の計算は扱いません。
- 期間(週・月・年)は、表示の選択だけです。総工数・基準時間・勤務時間は、すべて同じ期間の時間で入力してください。
- 基準時間は 0 より大きい数です。1 人あたりの勤務時間が 0 のときは、必要人数は算出できません。
よくある質問
FTE と人数は、どう違いますか?
FTE は、勤務時間の合計を基準時間で割った、時間の量です。人数は、実際の人の数です。パート 4 人が各 80 時間(基準 160 時間)なら、人数は 4 人、FTE は 2.0 です。
基準時間は、何時間にすればよいですか?
制度・会社で違うので、決まった値はありません。ご自身の会社や制度の、フルタイム 1 人の時間を入力してください。
必要人数が FTE より大きいのは、なぜですか?
必要人数は、整数に切り上げた参考値です。また、1 人あたりの勤務時間が基準時間より短いと、同じ FTE でも、必要人数は多くなります。