スピーカーインピーダンス合成
スピーカーの公称インピーダンス(Ω)を入力して、直列・並列につないだときの合成インピーダンスを計算します。
計算式
- 直列:合成インピーダンス = Z₁ + Z₂ + … + Zₙ(各インピーダンスの和)
- 並列:合成インピーダンス = 1 ÷ (1/Z₁ + 1/Z₂ + … + 1/Zₙ)(逆数の和の逆数)。2 つなら、Z₁ × Z₂ ÷ (Z₁ + Z₂)
並列の合成は、いちばん小さいインピーダンスより、必ず小さくなります。直列の合成は、いちばん大きいインピーダンス以上になります(これらの式は、抵抗の直列・並列の式と同じで、解説資料で確認しました)。計算は小数の誤差が出ない方法(分数)で行い、割り切れる値は「正確な値」、割り切れない値は「丸めた値(有効数字 7 桁)」と表示します。
公称インピーダンスによる概算です
- 公称インピーダンスは、メーカーが示す、スピーカーの代表的な値です(8 Ω・4 Ω など)。実際のインピーダンスは、周波数によって変わります。このツールは、公称の値の大きさだけを使い、周波数による変化や、位相は扱いません。
- アンプが、合成インピーダンスに対応できるかは、判定しません。アンプごとに、最小負荷インピーダンス・出力・保護回路が違います。目安の数値(「4 Ω まで」など)も、載せていません。アンプの仕様書で確かめてください。
- 直列と並列を組み合わせたつなぎ方(直並列)は、扱いません。たとえば、2 つを直列にしたものを、さらに並列につなぐときは、まず直列の合成を求めて、その値を、並列の行に入れてください。
- 各スピーカーに配分される電力や電圧は、計算しません(インピーダンスが違うスピーカーを並列につなぐと、電力の配分が違います)。
計算例
- 8 Ω + 8 Ω(直列) = 16 Ω
- 8 Ω ‖ 8 Ω(並列) = 4 Ω
- 4 Ω ‖ 8 Ω(並列) = 8/3 Ω(約 2.667 Ω。丸めた値)
- 8 Ω を 3 つ(並列) = 8/3 Ω(約 2.667 Ω)
- 4 Ω + 8 Ω(直列) = 12 Ω
注意点
- 公称インピーダンスは、0 より大きい数(整数部 9 桁まで、小数第 6 位まで)で入力します。全角数字やカンマが入っていても自動で読み取ります。
- 電圧・電流・電力・抵抗の関係はオームの法則・電力計算、電圧比・電力比と dB の換算はdB と電圧比・電力比の換算が使えます。
よくある質問
8 Ω のスピーカーを 2 つ並列にすると、何 Ω ですか?
4 Ω です(1 ÷ (1/8 + 1/8))。
直列にすると、どうなりますか?
各インピーダンスの和になります。8 Ω のスピーカー 2 つなら、16 Ω です。
合成インピーダンスが、アンプに対応しているか、わかりますか?
判定しません。アンプの最小負荷インピーダンスなどは、機種ごとに違うので、アンプの仕様書で確かめてください。
公称インピーダンスと、実際のインピーダンスは、同じですか?
同じではありません。公称インピーダンスは、メーカーが示す代表的な値で、実際のインピーダンスは、周波数によって変わります。