フラッシュ・ガイドナンバー計算
フラッシュのガイドナンバー(GN)と、F 値・距離の関係を計算します。ISO による補正にも対応しています。
計算式
- ガイドナンバー(GN)= F 値 × 距離(距離の単位は、GN の単位と同じ)
- F 値 = GN ÷ 距離、距離 = GN ÷ F 値
- ISO による補正:GN は、ISO の比の平方根で変わります。GN(撮影する ISO)= GN(基準の ISO)× √(撮影する ISO ÷ 基準の ISO)。基準が ISO 100 のとき、ISO 200 は約 1.414 倍(約 41% 増)、ISO 400 は 2 倍です。
平方根は、整数の平方根で小数 40 桁まで近似します。ISO の比が平方数(4・9・1/4 など)のときは、正確な値です(それ以外は「丸めた値」と表示します)。
計算例
| 条件 | 結果 |
|---|---|
| GN 28 m・F 2.8 | 距離 10 m |
| GN 39 m・距離 9.75 m | F 4 |
| GN 28 m(ISO 100 基準)・ISO 400 で撮影・距離 10 m | GN は 56 m。F 5.6 |
m と ft の違い
GN は「F 値 × 距離」なので、距離をメートルで測るか、フィートで測るかで、数値が違います。解説資料の例では、同じフラッシュの GN が、メートルで 37、フィートで 120 です(フィートの値は、メートルの値を 3.28 倍して丸めたもので、ぴったりの換算ではありません)。このツールは、1 ft = 0.3048 m(定義)で、分数で正確に換算します。GN の数値は、単位とセットで入力してください。
注意点
- GN は、条件つきの数値です。フルパワー・基準の ISO・照射角(ズーム位置)などが、数値に付いています。メーカーの公称値は、その条件のときの値です。
- 出力の設定(1/2・1/4 など)やズーム位置による GN の変化は、計算しません。その条件での GN を、説明書などで確認して入力してください。
- 壁・天井の反射、周囲の光、フィルターなどで、実際の撮影の結果は、計算と違います。GN はライティングの目安で、露出を保証するものではありません。
- TTL、高速シンクロ、複数のフラッシュの合成は、扱いません。
- 解説資料(Wikipedia「Guide number」)で確認した内容にもとづきます。公的な規格(ISO・JIS)での定義は、確認していません。
よくある質問
ガイドナンバーとは、何ですか?
フラッシュの光の強さの目安を表す数値で、F 値と距離の積です。GN 28 m のフラッシュを F 2.8 で使うと、約 10 m 離れた被写体に光が届く目安になります。
ISO を上げると、なぜ GN が大きくなるのですか?
ISO を上げると、少ない光で同じ明るさになるためです。ISO が 4 倍(100 → 400)になると、GN は 2 倍(ISO の比の平方根)になります。
GN の基準の ISO は、何を入れればよいですか?
お使いのフラッシュの説明書に書かれた、GN の条件の ISO を入れてください。ISO 100 で書かれていることが多いですが、規格で決まっているわけではありません。