シャッター角度・シャッタースピード換算
映像のシャッター角度と露光時間(シャッタースピード)を、フレームレートに合わせて相互に換算します。
計算式
- 露光時間(秒)= (シャッター角度 ÷ 360) ÷ フレームレート(fps)
- シャッター角度 = 360 × 露光時間(秒)× フレームレート
たとえば、24 fps で角度 180° なら、(180 ÷ 360) ÷ 24 = 1/48 秒です。解説資料(StudioBinder)では、「シャッター角度 = フレームレート × 360 ÷ シャッタースピード(1/N 秒の N)」と書かれていて、24 × 360 ÷ 48 = 180 の例が載っています。このツールの式は、これを変形したものです。
計算は小数の誤差が出ない方法(分数)で行い、丸めるのは表示するときの 1 回だけです。割り切れる値は「正確な値」、割り切れない値は「丸めた値(有効数字 N 桁)」と表示します。
シャッター角度とは
シャッター角度は、1 フレームの時間のうち、どれだけの時間を露光に使うかを、角度で表したものです。360° なら 1 フレームの間ずっと露光し、180° なら半分の時間だけ露光します。映画用のカメラの回転シャッター(角度のついた開口のある円盤)に由来する言い方です。
- 角度は、0 より大きく 360 以下です。360° を超える角度は、1 フレームの時間より長い露光になるため、入力できません。
- 露光時間から角度を求めるとき、露光時間が 1 フレームの時間を超えると、角度が 360° を超えるので、算出できません(理由と 1 フレームの時間を表示します)。
フレームレートの扱い
- 選択肢は、23.976・24・25・29.97・30・50・59.94・60 fps の 8 種類です。23.976・29.97・59.94 は、正確な分数(24000/1001・30000/1001・60000/1001)で計算します。
- 自由入力([その他]を選ぶ)では、小数(47.95 など)または分数(24000/1001 など)を、0 より大きく 1,000 以下で入力できます。
- 自由入力に「23.976」と小数で入力すると、23.976 ちょうどで計算します。選択肢の 23.976 fps(24000/1001 = 約 23.976024 fps)とは、100 万分の 1 ほど違う値です。放送の NTSC 系の正確な値を使うときは、選択肢か、分数で入力してください。
- 結果の近くに、使ったフレームレートを表示します。
計算例
- 24 fps・180° → 1/48 秒(約 20.83 ミリ秒)
- 25 fps・180° → 1/50 秒(20 ミリ秒)
- 24 fps・1/50 秒 → 172.8°(360 × 24 ÷ 50)
- 30 fps・90° → 1/120 秒
- 23.976 fps(24000/1001)・180° → 1001/48000 秒(約 1/47.95 秒)
- 60 fps・360° → 1/60 秒(1 フレームの時間と同じ)
注意点
- 角度の最小値・最大値や、選べる露光時間は、カメラの機種で違います。電子シャッターのカメラでは、角度で指定できない機種もあります。撮影の設定は、カメラの仕様で確かめてください。
- 出典の解説資料は、シャッター角度と露光時間の関係を説明するもので、公的な規格ではありません。
- ND フィルターによる露光の調整はNDフィルター・露出段数計算、フレーム数とタイムコードの換算はフレーム・タイムコード換算、フレームレートの変換は映像のフレームレート変換が使えます。
出典と確認日
シャッター角度の式は、次の解説資料で確認しました(2026年10月28日確認。公的な規格ではありません)。
よくある質問
24 fps で 180° のシャッタースピードは?
1/48 秒です。(180 ÷ 360) ÷ 24 = 1/48 です。
1/50 秒は、何度ですか?
24 fps なら 172.8° です。25 fps なら 180° です。
角度が 360° を超えられないのはなぜですか?
1 フレームの時間より長く露光することは、できないためです。360° が、1 フレームの間ずっと露光する場合です。
23.976 と入力するのと、選択肢の 23.976 fps は、違いますか?
違います。選択肢の 23.976 fps は、正確には 24000/1001 fps です。小数で入力した 23.976 は、その数字ちょうどで計算するので、100 万分の 1 ほど違います。