NDフィルター・露出段数計算

ND フィルターの倍率(ND8 など)・光学濃度(0.9 など)・減光段数・透過率を換算します。ND を付けたときの露光時間も求められます。

計算の種類
換算結果 —
内訳
ND 倍率—
光学濃度—
減光段数—
透過率—

製品の公称表記(ND8 = 0.9 など)は、丸めた値や、呼び名です。計算上の理論値とは、少し違うことがあります(ND8 の光学濃度の理論値は 0.903、ND1000 は約 9.97 段)。ND の表記は、メーカー・用途(写真・映像)で違い、公的な規格は確認できていません。

露光時間の換算は、理想条件の計算です。長時間露光での相反則不軌(露光時間が長いと、感度が下がる現象)やノイズは、考慮していません。

コピーされるのは、上の大きな値の数値です(段数・濃度は表示の桁数)。
よく使われる ND の対応(理論値)
ND段数濃度透過率(%)

4 つの量の違い

換算式:倍率 F = 2^段数 = 10^濃度 = 100 ÷ 透過率(%)。濃度 = 段数 × log10(2)(約 0.30103 × 段数)。

ND の表記の違い

ND を付けたときの露光時間

ND を付けると光が減るので、露光時間を倍率ぶん長くして、同じ明るさにできます。新しい露光時間 = 元の露光時間 × ND 倍率。逆に、必要な ND 倍率 = 目標の露光時間 ÷ 元の露光時間(目標が元より短いときは、ND では実現できません)。

露光時間は、「1/60」のような分数か、秒の小数で入力します(0 より大きく 100,000 秒以下)。

計算例

複数枚の ND を重ねるとき

重ねて使うときは、光学濃度と減光段数は足し算、ND 倍率は掛け算です(例:ND8 + ND4 = 3 段 + 2 段 = 5 段、倍率 8 × 4 = 32)。このツールには、重ねる計算の機能はありません。合計した値を入力してください。

注意点

計算方法と精度

倍率が整数・分数で入力されたとき、倍率と透過率は分数で正確に求めます。倍率が 2 の整数乗(ND2〜ND1024 など)なら段数、10 の整数乗なら光学濃度も、正確な値です。それ以外は、log2・log10・累乗を浮動小数点で計算し、有効数字 12 桁にそろえてから、表示の桁数に丸めます(「丸めた値」と表示)。

出典

よくある質問

ND8 は、何段ですか?

3 段です。倍率 8 = 2³ なので、光が 8 分の 1(3 段分)になります。

ND1000 は、10 段ですか?

倍率 1,000 の理論値は、約 9.97 段です。10 段(倍率 1,024)の ND を、ND1000 と呼ぶ製品もあります。

ND を付けると、シャッタースピードはどうなりますか?

倍率ぶん、遅くなります。1/60 秒に ND8 を付けると、同じ明るさにするには、1/60 × 8 = 約 0.133 秒(約 1/7.5 秒)です。