MRR・ARR計算
プランごとの契約数・請求額・請求周期から、MRR(月次経常収益)と ARR(年次経常収益)を計算します。
計算式
- MRR = 契約数 × 請求額 × (1 − 継続割引率) ÷ 請求周期の月数(行ごとに求めて、合計します)
- ARR = MRR × 12
請求周期の月数は、毎月 = 1、3 か月ごと = 3、6 か月ごと = 6、年払い = 12 です。年払いの契約は、年額を 12 で割って、月あたりの金額にします。たとえば、年額 12 万円の契約は、MRR 1 万円です。
計算は、割り切れない月割り(1 万円 ÷ 3 など)も含めて、誤差が出ない方法(分数)で行い、丸めるのは表示するときの 1 回だけです。
含めないもの
- 初期費用・導入支援・専門サービス・スポットの販売などの単発の売上は、MRR・ARR に含めません。入力欄もありません。
- 従量課金(使った分だけ請求される変動分)、為替(外貨)、アップグレード・ダウングレード・解約の内訳(MRR の増減の分析)、税込・税抜の自動換算、日割りは、このツールでは扱いません。
- 一時的な割引(期間限定の割引・初月無料・クーポン・単発の値引き)は、継続割引として入力しません。割引が終わったあとの、継続して請求される金額を入力してください。
割引の扱いと、MRR の算出方法の違い
- このツールは、継続して適用される割引を引いた金額(実際に継続して請求される金額)で MRR を集計します。参考として、割引前(定価ベース)の MRR と、割引の合計も表示します。
- MRR・ARR には、公的な定義はありません。何を含めるか、割引をどう扱うかは、会社の方針や集計の流儀で違います。たとえば、解説資料でも、「ARR の唯一の普遍的な式はなく、契約の構造・請求周期・報告の目的で、会社が計算を調整する」「導入費用のような単発の料金は多くの会社が除くが、継続する保守料や追加機能を含める会社もある」と説明されています。
- MRR は、実際に回収した現金ではありません。請求の周期やタイミングで、現金の入る時期は変わります。
計算例
| プラン | 契約数 | 請求額 | 周期 | 継続割引 | MRR |
|---|---|---|---|---|---|
| 年払いプラン | 10 | 120,000 円 | 年払い | なし | 100,000 円 |
| 月額プラン | 5 | 10,000 円 | 毎月 | 10% | 45,000 円 |
| 3 か月ごと | 1 | 10,000 円 | 3 か月ごと | なし | 3,333 円(3,333.33…) |
合計の MRR は 148,333 円(148,333.33…)、ARR は 1,780,000 円(MRR × 12)です。ARR は、丸める前の MRR(148,333.33…)を 12 倍して丸めるので、丸めた MRR(148,333)を 12 倍した 1,779,996 円ではありません。定価ベースの MRR は 153,333 円、継続割引の合計は月 5,000 円です。
注意点
- 契約数は 0 以上の整数(9,999,999 まで)、請求額は 0 以上の整数(円。999,999,999,999 円まで)、継続割引は 0〜100%(小数第 2 位まで)で入力します。全角数字やカンマが入っていても自動で読み取ります。
- 解約率や継続率は解約率・継続率計算、割合の計算はパーセント計算で求められます。
よくある質問
年払いの契約は、MRR にどう入れますか?
年額を 12 で割った金額が、月あたりの MRR です。このツールでは、請求額に年額を入力し、請求の周期で[年払い(12 か月)]を選ぶと、自動で 12 で割ります。
初期費用は、MRR に含めますか?
含めません。初期費用や導入支援などの単発の売上は、MRR・ARR に含めないのが一般的です(このツールは、含めません)。
ARR は、MRR × 12 ですか?
はい。このツールでは、丸める前の MRR を 12 倍して、最後に 1 回だけ円未満を丸めます。
初月無料や期間限定の割引は、どう扱いますか?
割引率には入れず、割引が終わったあとの、継続して請求される金額で計算してください。