プロジェクター投写距離計算
画面の大きさと投写比から、プロジェクターを置く距離(投写距離)を計算します。投写距離から、映せる画面の幅を求めることもできます。上面図・正面図で、投写の様子をその場で確認できます。
上面図・正面図の見方
入力を変えると、上のプレビューの図が、ページを読み込み直さずに変わります。図の寸法は、下の結果欄の数値と一致しています。
- 上から見た図(上面図):左にプロジェクター、右にスクリーン。投写の光が、扇形に広がります。投写距離と画面の幅は、同じ縮尺(実寸の比率)で描いているので、投写比が小さいほど扇形が広く開き、大きいほど細くなります。図の全体の大きさだけが、表示に合わせて自動で変わります(縮尺バーで確認できます)。プロジェクター本体の絵だけは、縮尺どおりではありません。
- スクリーンの正面:映像の大きさを、縦横比を保ったまま描きます。スクリーンの大きさを入れると、映像とスクリーンの中心をそろえて、余白(映像が小さい)か、はみ出し(映像が大きい。赤い斜線)かを、左右・上下それぞれ何 cm か、図に表示します。
- 画面の大きさから投写距離では、指定した画面の大きさを、そのままスクリーンの目標寸法として扱います。映像とスクリーンは一致するので、余白・はみ出しは出ません。
- 投写距離から画面の幅では、スクリーンの大きさ(対角)は任意です。空欄のときは、スクリーンとの比較はせず、映像の寸法だけを表示します(余白・はみ出しは判定しません)。入れたスクリーンの縦横比は、映像と同じと仮定します。
ズームレンズの表示(広い側・狭い側)
投写比に幅(最小〜最大)があるとき、図に 2 つの扇形・映像を重ねます。
- 画面の大きさから投写距離:投写比が小さい側が「最短の投写距離」(濃い実線)、投写比が大きい側が「最長の投写距離」(薄い破線)です。同じ大きさの画面を、近い位置と遠い位置から映す様子を示します。
- 投写距離から画面の幅:同じ投写距離で、投写比が小さい側が「広い側」(映像の幅が大きい。薄い破線)、投写比が大きい側が「狭い側」(映像の幅が小さい。濃い実線)です。
図の表示上の仮定
- 映像の中心とスクリーンの中心は、一致しているものとして描いています。実際のプロジェクターは、映像が上下・左右にずれて映ることがあります(レンズの位置の設計による上下のオフセット、レンズシフトなど)。投写比だけでは決まらないので、図では再現していません。
- 台形補正(映像の形を補正する機能)は、図に反映していません。スクリーンの形状・設置の角度も考慮していません。
- 上面図は、水平方向だけを表します(高さ方向は表しません)。
- 実際の設置では、メーカーのレンズの仕様や投写距離表(取扱説明書などにある、画面の大きさと距離の表)を確認してください。
投写比とは
投写比は、プロジェクターからスクリーンまでの距離(投写距離)を、映した画面の幅で割った値です。
- 投写比 = 投写距離 ÷ 画面の幅
- 投写距離 = 画面の幅 × 投写比
- 画面の幅 = 投写距離 ÷ 投写比
投写比が小さいほど、短い距離で大きな画面を映せます(短焦点)。ズームレンズは、投写比に幅(たとえば 1.2〜1.5)があり、距離を変えずに画面の大きさを調整できます。
このツールは、投写比を「投写距離 ÷ 画面の幅」で統一しています。 メーカーによっては、画面の幅ではなく、対角など別の基準で書かれていることがあります。そのときは、このツールに入れる前に、幅を基準にした値かを確かめてください。
投写距離の測り方と、仕様の確認
- 投写距離は、原則として、レンズの基準位置からスクリーンまでの距離です。 プロジェクター本体の前面や背面からの距離ではありません。基準位置は、機種によって違います。
- 実際の設置では、メーカーのレンズの仕様や、投写距離表(取扱説明書などにある、画面の大きさと距離の表)を確認してください。 このツールの結果は、仕様書の投写比から求めた目安です。
- レンズシフト(レンズの位置をずらして、画面の位置を調整する機能)、台形補正、スクリーンの形状・設置の角度による変化は、考慮していません。
計算例
- 画面の幅 2 m、投写比 1.5(単焦点) → 投写距離 3 m
- 100 インチ・16:9(画面の幅 約 2.214 m)、投写比 1.2〜1.5(ズーム) → 投写距離 約 2.657〜3.321 m
- 投写距離 3 m、投写比 1.2〜1.5(ズーム) → 映せる画面の幅 2〜2.5 m
注意点
- 画面の幅・投写距離は、in(インチ)・cm・mm・m・ft(フィート)で入力できます(1 in = 25.4 mm)。投写比は、0 より大きく 100 以下の数で、小数も入力できます。
- ズームレンズの最大の投写比は、最小の投写比以上にしてください。
- 画面の大きさを対角で指定するときは、対角が画面の対角線の長さ(外枠・ベゼルを含まない)であることを確かめてください。対角と幅・高さの関係は、スクリーンサイズ計算で求められます。
- 画面の縦横比の計算は、アスペクト比計算をご利用ください。
- 「投写距離から画面の幅」で、スクリーンの大きさ(対角)を入れるときは、対角が画面の対角線の長さ(外枠・ベゼルを含まない)であることを確かめてください。図に出る余白・はみ出しは、映像とスクリーンの中心をそろえた場合の値です。
よくある質問
投写比 1.5 で、2 m の幅の画面を映すには、何 m 離せばよいですか?
2 × 1.5 = 3 m です。レンズの基準位置からスクリーンまでの距離で測ってください。
ズームレンズの投写比が 1.2〜1.5 とは、どういう意味ですか?
同じ画面の幅でも、1.2 倍〜1.5 倍の範囲で投写距離を変えられるということです。距離が決まっていれば、ズームで画面の大きさを調整できます。
本体の前面から測ってもよいですか?
原則として、レンズの基準位置から測ります。基準位置は機種によって違うので、取扱説明書や投写距離表で確認してください。
設置の前に、何を確認すればよいですか?
メーカーの仕様書にある投写比(最小・最大)と、投写距離表です。レンズシフトや台形補正を使うときは、その範囲も確認してください。