原価率計算
売上と原価から原価率を計算します。目標の原価率から、原価の上限を求めることもできます。
原価率の計算方法
原価率は、売上のうち原価が占める割合です。
- 原価率 = 原価 ÷ 売上 × 100
たとえば売上(販売価格)1,000円・原価300円なら、原価率は 300 ÷ 1,000 × 100 = 30.00% です。売上から原価を引いた粗利益は700円になります。
原価率と利益率の関係
売上は「原価」と「粗利益」に分かれます。そのため、同じ売上と原価から求めた原価率と利益率は、足すと100%になります。
- 原価率 + 利益率 = 100%
- 原価率30% → 利益率70%、原価率40% → 利益率60%
片方が分かれば、もう一方は「100から引く」だけで求まります。なお、画面の割合は小数第3位を四捨五入しているため、まれに合計が100.01%のように0.01%ずれることがあります。
利益率の考え方や、原価に対する割合(マークアップ率)との違いは、利益率計算で説明しています。
目標の原価率から原価の上限を求める
メニューや商品の原価管理では、「原価率を30%に収めたい」のように、先に目標を決めることがあります。このとき、その商品にかけられる原価の上限は、次の式で求めます。
- 原価の上限 = 売価 × 目標原価率 ÷ 100(1円未満は切り捨て)
たとえば売価1,000円・目標原価率30%なら、原価は300円までです。売価980円・目標原価率30%なら 980 × 0.3 = 294円までです。
1円未満は切り捨てるので、上限の金額で作れば、原価率は目標以下に収まります。売価1,000円・目標原価率33.33%なら 333.3円ですが、333円までとして表示します。
上の計算機は、[原価の上限]に切り替えると使えます。
計算例
| 売上 | 原価 | 粗利益 | 原価率 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 1,000円 | 300円 | 700円 | 30.00% | 70.00% |
| 980円 | 294円 | 686円 | 30.00% | 70.00% |
| 1,000円 | 1,200円 | -200円 | 120.00% | -20.00% |
3行目は、原価が売上を上回る赤字の例です。原価率が100%を超え、利益率はマイナスになります。
注意点
- 売上と原価は、0円から999,999,999,999円までの整数で入力します。全角数字やカンマ、「円」が入っていても自動で読み取ります。
- 割合は、小数第3位を四捨五入して小数第2位まで表示します。
- 原価が売上を上回ると、原価率は100%を超え、「赤字」と表示します。
- 売上が0円のときは、原価率を計算できません。
- 原価の上限は、売価が0円のとき0円になります。目標原価率が0%のときも0円です。
- 売上は税抜、原価も税抜で入れると、消費税の影響を受けずに比べられます。
- 計算結果は目安です。会計や申告に使う数字は、帳簿などでご確認ください。
よくある質問
原価率の目安は何%ですか?
業種や商品、店の方針によって大きく違うため、このページでは目安の数字は示していません。自社の過去の数字や、同じ業種の公表資料と比べて決めてください。
原価率を下げると利益率はどうなりますか?
売価が同じなら、原価率が下がった分だけ利益率が上がります。たとえば原価率が30%から25%になれば、利益率は70%から75%になります。
原価の上限が小数になるときは?
1円未満を切り捨てた金額を表示します。切り捨てた金額で作れば、原価率は目標を超えません。切り上げた金額にすると、目標をわずかに超えることがあります。
原価率を求めるときに、原価に何を含めますか?
含める範囲は、会社や店の考え方で決まります。飲食店なら食材費が中心になることが多いですが、どこまで含めるかは店や会社によって違います。比べたいときは、いつも同じ範囲で計算してください。