利益率計算
売上(販売価格)と原価から、利益率と粗利益額を計算します。
利益率の計算方法
売上から原価を引いた金額を粗利益(売上総利益)といいます。利益率は、粗利益が売上の何%にあたるかを表します。
- 粗利益 = 売上 - 原価
- 利益率(売上総利益率)= 粗利益 ÷ 売上 × 100
たとえば売上1,000円・原価600円なら、粗利益は400円、利益率は 400 ÷ 1,000 × 100 = 40.00% です。
このツールの「利益率」は、粗利益をもとにした割合です。人件費や家賃などの経費、税金は引いていません。
利益率とマークアップ率の違い
どちらも粗利益をもとにした割合ですが、何で割るかが違います。
| 呼び方 | 割る数 | 式 |
|---|---|---|
| 利益率 | 売上(販売価格) | 粗利益 ÷ 売上 × 100 |
| マークアップ率 | 原価 | 粗利益 ÷ 原価 × 100 |
このツールでは、原価に対する利益の割合を「マークアップ率」と呼びます。なお、小売業で使われる値入率は、一般に売価に対する割合を指し、このツールの利益率と同じ考え方です。
売上1,000円・原価600円の場合、粗利益は400円で、利益率は40.00%、マークアップ率は66.67%です。同じ粗利益でも、割る数が違うので数字が変わります。
間違えやすいのが、販売価格を決めるときです。原価600円の商品で考えてみます。
- 利益率40%にしたい場合:売価 = 600 ÷(1 - 0.4)= 1,000円
- マークアップ率40%にしたい場合:売価 = 600 × 1.4 = 840円
840円で売ったときの利益率は、40%ではなく28.57%です。「40%の利益を乗せる」と言ったときに、どちらの割合なのかを、先に決めておくと、ずれを防げます。
利益率は、粗利益が売上以下なので100%を超えません。マークアップ率は、原価より高く売れば100%を超えることがあります(売上3円・原価1円なら200.00%)。
計算例
| 売上 | 原価 | 粗利益 | 利益率 | マークアップ率 |
|---|---|---|---|---|
| 1,000円 | 600円 | 400円 | 40.00% | 66.67% |
| 1,000円 | 1,200円 | -200円 | -20.00% | -16.67% |
| 3円 | 1円 | 2円 | 66.67% | 200.00% |
2行目は、原価が売上を上回る赤字の例です。粗利益と利益率がマイナスになります。
注意点
- 売上と原価は、0円から999,999,999,999円までの整数で入力します。全角数字やカンマ、「円」が入っていても自動で読み取ります。
- 割合は、小数第3位を四捨五入して小数第2位まで表示します。マイナスの値も、符号を除いた値で四捨五入します。
- 原価が売上を上回ると、利益率はマイナスになり、「赤字」と表示します。
- 売上が0円のときは、利益率を計算できません。
- 原価が0円のときは、マークアップ率を表示しません(0で割れないため)。
- 売上は税抜、原価も税抜で入れると、消費税の影響を受けずに比べられます。
- 計算結果は目安です。会計や申告に使う数字は、帳簿などでご確認ください。
よくある質問
粗利益とは何ですか?
売上から原価を引いた金額です。売上総利益ともいいます。経費や税金を引く前の利益です。
利益率は何%あればよいですか?
業種や商品によって大きく違うので、一概には言えません。同じ業種の平均や、自社の過去の数字と比べて判断してください。
利益率と粗利益率は同じですか?
このツールの利益率は、粗利益を売上で割った売上総利益率で、粗利益率と同じです。営業利益率など、経費を引いたあとの利益をもとにした割合とは別のものです。
原価に利益を上乗せして売価を決めるには?
目標の利益率から売価を求めるときは、次の式を使います。
- 売価 = 原価 ÷(1 - 目標利益率)
たとえば原価600円で目標利益率40%なら、売価は 600 ÷(1 - 0.4)= 1,000円です。この金額を上の計算機に入れると、利益率が40.00%になることを確かめられます。
原価と目標の率を入れるだけで売価を求めたいときは、販売価格の逆算をご利用ください。
目標がマークアップ率(原価に対する割合)の場合は、売価 = 原価 ×(1 + マークアップ率)です。原価600円でマークアップ率40%なら、600 × 1.4 = 840円になります。